SDGパートナーズ、ウェイストボックスとともに「TCFD攻略パッケージ」を発表
2022年4月8日、SDGパートナーズ有限会社(本社:東京都中央区、代表取締役 田瀬和夫)は、株式会社ウェイストボックス(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役 鈴木修一郎)ならびに株式会社SDGインパクツ(本社:東京都千代田区、代表取締役 田瀬和夫)との共同事業として、「TCFD攻略パッケージ」を発表しました。
TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言は、コーポレートガバナンス・コードでプライム市場を構成する企業に今年から求められるなど、気候変動に対応する上で、今後企業にとって必要不可欠となる情報開示のツールです。この度、SDGパートナーズ、SDGインパクツ、ウェイストボックス協力により、これからTCFDに対応していこうという企業に対して、正確な理解と方法論を用い、経営層も巻き込んだ形で気候変動を経営の課題と位置づけ、盤石な組織統合とシナリオ作成、排出量測定と削減計画立案、そして開示までをサポートする「TCFD攻略パッケージ」を開発しご提供することとしました。パッケージは3か月、6か月、11か月の3つのパターンでご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。
2021年、SDGパートナーズでは「SDGsエキスパート認定10回連続ウェビナー」と「SDGsエキスパート認定ウェビナー教員版」の2つの機会をご提供しています。いずれも、過去のウェビナーコンテンツを何度でも視聴することができ、年度内のいつからでも始めることができます。詳しくは下記をクリックしてごらんください。
すべての人に“Well-being”と“Freedom”を
SDGsに関して、とかく17目標や169ターゲットが取り上げられがちですが、「2030アジェンダ」は、人類の共存戦略である平和・開発・人権という目標に、環境・持続可能性の要素を融合し、未来に対する合意として打ち立てられた、人類にとって極めて重要なことを述べた偉大かつ高邁な文書です。
SDGsが究極的に目指す状態として、すべてのLife(生命)のWell-being(よく生きること)ということがあります。また、その前文で謳っているように、「一層大きな自由における普遍的な平和の強化を追求する」ものです。SDGsの1つひとつの目標の実現を超えて、すべての人が、より多くの選択肢をもち、心理的・社会的・身体的によく生きることのできる世界が、私たちが2030年に目指す未来と考えています。
SDGパートナーズは、企業、政府、自治体、国際機関、NGO、学術界、ユースなど様々な主体を「つなぐ」ことにより、SDGsが目標とする人類の幸せ(Well-being)の形を追求します。特にその中でもビジネスが果たせる役割に注目し、SDGsを土台としたビジネスモデルの導入、サステナビリティ方針策定・実施、価値創造モデルや統合報告書の設計、ESG情報開示、国連を含めた公的機関とのイノベーティブな官民連携、国や地方自治体との共創、国連ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)を取り入れたサプライチェーン管理などの支援をリードしています。また、中小企業や起業家、NPOなどがSDGsを採り入れていくプロセスも応援します。
代表取締役CEO 田瀬和夫
1967年福岡県福岡市生まれ。東京大学工学部原子力工学科卒、同経済学部中退、ニューヨーク大学法学院客員研究員。1991年度外務公務員I種試験合格、92年外務省に入省し、国連政策課、人権難民課、アフリカ二課、国連行政課、国連日本政府代表部一等書記官等を歴任。2001年より2年間は、緒方貞子氏の補佐官として「人間の安全保障委員会」事務局勤務。
2005年11月外務省を退職、同月より国際連合事務局・人間の安全保障ユニット課長、2010年10月より3年間はパキスタンにて国連広報センター長。外務省での専門語学は英語、河野洋平外務大臣、田中真紀子外務大臣等の通訳を務めた。
2014年5月に国連を退職、同6月よりデロイトトーマツコンサルティングの執行役員に就任。同社CSR・SDGs推進室長として日本経済と国際機関・国際社会の「共創」をテーマに、企業の世界進出を支援、人権デュー・デリジェンス、SDGsとESG投資をはじめとするグローバル基準の標準化、企業のサステイナビリティ強化支援を手がけた。
2017年9月に独立し、新会社SDGパートナーズを設立して現在同社代表取締役CEO。
私生活においては、7,500人以上のメンバーを擁する「国連フォーラム」の共同代表を2004年より務める。