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「文明の進歩とはウェルビーイングの実現である」と国連事務総長が宣言しています
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。私は先々週、7月21日に59歳となりました。ここまで幸いに大きな病などに当たらず、また極端な貧困や食べ物がないという状況も経験せず、さらに大学院まで進学してやりたいと思う職業に就き、家族にも恵まれるという幸運な人生であると感じています。関わってくださっているすべての人に感謝を申し上げます。
そして本日このコラムでお伝えしたいのは、「幸せとはなにか」、「よい人生とはどんな人生か」という人としての極めて根源的な問いに国際社会が本気で取り組もうしとしていること、またそのことはこれまで重視されてきた「経済発展」や「裕福さ」ではないことがわかりつつあること、そして、これこそが2030年を年限とするSDGsの次に来る決定的な価値であるということです。
グテーレス国連事務総長は2021年に「私たちの共通の課題」という事務総長報告を出しています。すでにこの時点でグテーレスはSDGsの「次」を考え始めていました。そしてこの報告書が2024年に開催された「国連未来サミット」の土台となり、そこでは「未来のための協定」という成果文書が採択されました。この文書はこれまでの国連の文書とは異なる要素を多く含んでいます。特に重要なのは「Beyond GDP(国内総生産を越えて)」という、ある意味で「豊かさ」の意味を根本から考え直そうという思想が取り込まれていることです。
みなさんももう知っているはずです。お金は重要ですが、人の幸せはお金を持っているかどうかではない。大金持ちで不幸な人もいるし、お金がなくとも最高の人生を過ごしている人がいます。人間が自分の人生をどう考えるか、これはその人次第です。そしてこのことを表す最新の学術的用語が「主観的ウェルビーイング」と呼ばれる概念であり、これからの国際社会での、尺度の中心となっていく考え方でもあります。
国連事務総長は今年5月7日、極めて重要な事務総長報告を発表しました。それは、「Counting what Counts(大切なものを測る)」という報告書であり、その中には、これまでの国際社会の価値観を大きく転換する可能性のある考え方が明確に含まれています。
( … progress means equitable, inclusive, and sustainable well-being.)
私はこの考えかたに大いに賛同します。この国際社会の激動の中で国連がこうした大切な価値を再確認してくれたことは高い評価に値しますし、当社SDGパートナーズは「普遍的価値への共感を生み出し、すべての生命にウェルビーイングと一層大きな自由を実現する」ことをパーパスとして掲げ、この事務総長の方向性を「ビジネス」という手段を以て支持する準備ができています。
2030年以降の議論、まさに始まっています。ぜひみなさんとご一緒に考えましょう。
田瀬和夫
SDGパートナーズ有限会社 代表取締役CEO
本日のコラムでご紹介した資料はこちら
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