「ムーンショット」理論とバックキャスティング(逆算)思考
米国のジョン・F・ケネディ大統領は1961年に「アポロ計画」を発表し、1960年代のうちに人類を月に着陸させると宣言しました。その宣言通り、1969年7月20日、2名の宇宙飛行士がアポロ11号で月面に着陸したわけですが、このように壮大な目標をまず掲げ、それに必要なイノベーションを起こしていくことを、ケネディ大統領の宣言になぞらえて「ムーンショット」といいます。
SDGsには2030年までに人類が実現したいと思っているムーンショットがたくさん含まれています。例えばHIV/AIDS・マラリア・結核を2030年までに根絶する、あるいは交通事故死者数を2020年までに半減させるなど。これらを達成しようと思ったら、これまでのような積み上げ型の思考回路ではおそらく困難です。アポロ計画のように理想の状態から逆算(バックキャスト)して、いま必要なイノベーションは何なのかを導き出す必要があります。
SDGsがビジネスに突きつける最も大きな付加価値はムーンショットとバックキャスティングであるといっても過言ではありません。SDGパートナーズでは、2030年、またはその先にありたい理想の姿を想像し、そこから逆算していくという時間的逆算思考を採り入れ、大きな目標を達成するモチベーションを高めるための支援をしてまいります。